135.「歴史的大罪」の共犯者!

  • 2021/06/13(日) 12:00:00

かつて、紀元前2世紀から18世紀までの約二千年もの間、
日本の古の都「奈良・京都」から遥かユーラシア大陸を横断して、

「チベット高原」を通り、「イラン高原」を抜けて「トルコ」に到り、
「ギリシャ」を通って、最後は「ローマ」にまで影響を与えたと言われる歴史的な「道」がある。
シルクトード地図ー2

つなげると地球外周の四分の一以上にもなる直線距離にして1万キロ以上も隔てた、
遥か遠い西の都「ローマ」へまでもつながっていた交易路は、

その街道に点在する古代の都市と都市をつなぐ役目を担った隊商が、
オアシスを頼りに、夜空の星々を頼りに、或は、経験と勘を頼りにして、

二千年もの間、絹を運び、陶器や紙や火薬や茶といった多くの商品やアイディアを運び、
宗教を運び、時には病気(ペスト)さえも運んだといわれる。

おかげで互いに何百キロも離れた者同士の営みが交差し合い、脈々とつながり、
神の視点から見れば、夏の炎天下に庭を細々と横切るアリ達の隊列のように、

各地域に根差す独自の文化を繋ぎ、時に盗賊が潜み、或は嵐が吹き荒ぶ荒野を、
水と食料と大事な商品と情報を抱えながら地平線の果まで続く道なき道を歩み続けたのだろう。

人類がまだ未熟で、世界がたどたどしい歩みを始めたばかりの黎明期から何百年もの間、
それぞれの地の民族の営みをつなげて関わり合いを広げる重要な道として、

何千キロという行程を行き交った隊列の苦労は、今は偲ばれるばかりになった。

そうした広大な大陸を横断する手探りの足跡がやがて約束された道となり、
長い間、伝統的な交易路として歴史的役割を担い、人類の輝かしい発展を支えてきた。

その道は、今、「シルクロード」と呼ばれて、
人類発展の礎となった文明と民族交流の貴重な歴史的遺産として登録されて、

まさに文字通り「人類の進歩・発展の輝かしい足跡」」を示している。

現代のように人類が陸や空や海上を自由に移動する技術を獲得する以前の時代の、
まるでアリ達の手探りの道のように細く曲がりくねった行程は人類史に輝かしく刻まれている。

その広大な地域には、中国建国初期の 1953 年の報告では、
登録された民族の名称は 400 あまりに及び、雲南省だけでも 206 を数えたと言われる。

そうした数多くの少数の民族が独自の文化と伝統を守って暮らしてきたのだ。

そこへ地下資源を求めて強引に入り込み(カザフスタンタクラマカン新疆ウイグル)、

あるいは、
原爆の実験場を勝手に造って実験を続けて被爆者を放置し(セミパラチンスクロプノール)、
 
チベットでは、
数千というモスクを破壊して宗教を禁じ、
独自言語の使用を禁止して教育内容を変更させ、

遊牧民の放牧地を過放牧地にした為に広大に砂漠化を進めてしまい、
ダムの建設によって生態系の破壊まで引き起こす。

その為、抗議の焼身自殺は、既に二十件程にも及んでいるという。

また、ウイグルでは、
武力と人海戦術で押し入って人々を次々に連れさり、

伝統的な放牧や農業のやり方を変えさせ、
民族の生活と文化と未来の可能性を奪ってなお恥じずに、

男達を連れ去った後の女と子供ばかりになった家庭に、
平然と見ず知らずの男達を送り込んで強制的に同居させ、或は、結婚させ、

施設に拘留した人々には再教育と称して思想改造を施し、
宗教を変えさせ、過重な労働を強制し、あるいは、意味なく拷問し、

訳の分からない理由と適当な基準で選んだ婦女子を、
不妊手術を施し、しつこく強姦し、あるいは、いつまでも陵辱し、

終いには、生きたまま臓器を抜いて、密かに焼いて土に混ぜ込む。

そのおびただしい悲鳴と嗚咽、怒りと懇願の祈りや叫びは、
今も粗末な施設の壁の奥に閉じ込められて響くだけで、

外の世界にはほとんど漏れ聞こえては来ない。

今まで、
これほど好き放題に、これほど大掛かりに、これほど無慈悲で恥知らずに、
シルクロードの地域を汚した民族・国家」は無かったに違いない。

私は今回「ジェノサイド」という言葉をはじめて知った。

言葉」は知ったが、その現実の惨たらしさは到底想像が追い付かない。

第二次大戦中のユダヤ人への虐殺(アウシュビッツ)に関する話や当時の白黒写真は、何度も見たことがある。

鉄条網の中に呆然と立ち尽くし静かにこちらを見つめている、
うつろな瞳の死を待つだけの痩せ細った多くの人々。

しかし、それはあくまでも、
私達の手の届かない場所と時間に起こった話だと、まだ言うことができた。

だが、今回は違う。

我々は何年後かに、
また新たなあのような写真を今度はカラーで見ることになるのだろうか?

今、この瞬間にもそれが起こっていると思うと、
湧きあがる胸騒ぎに気持ちが落ち着かず、
目の前の食事さえどこか色褪せて見える気分になる。

歴史的大罪」とは、まさにこういう事を言うのだろう。

それは、現在、習近平と中国共産党がやっている事なのだが、

今、この時にもそれが続いて起こっていて、
しかもそれをみすみす許してしまっている我々にもけして無関係とは言えないのだ。

同時代に生きた者として歴史は我々を明確に「共犯者」として記録するだろうし、
後の時代に、はっきりと「断罪」されることが明白だからである。

どうしたらいいのだろうか?

私達にも、何かできる事が無いのだろうか?


では次回もまた、よろしくお願いいたします。<(_ _)>


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